福祉住環境コーディネーターってどんな資格なの?

24, 2月 2018 by SLkai7uK in 介護の資格特集     No Comments

超高齢化社会に入り益々重要性が認められる資格

この資格は、介護が必要な高齢者や障がい者など通常の住まいでは暮らせない方に対し、居宅で自立して暮らせるよう、住環境の改善をアドバイスする仕事をする人の資格です。

日本は超高齢化社会に既に突入しており、また、今後益々高齢化が進むことが確実視されています。
そこで政府は、社会保障財源を抑える目的もあり、介護政策を入所介護から居宅介護へと舵を切っています。
介護休業制度が拡充されたり、居宅サービスの点数が手厚くされたりしたのはその一環と言えるでしょう。
そのような中、福祉住環境コーディネーターには、要介護者が居宅で暮らし続けることを可能にする環境を作る専門家として期待されています。

居宅改修のみならず、外食からコンビニエンスストアに至るまで多くの業界で高齢者介護を意識したビジネスモデルを描こうとしており、福祉・建築関連の総合的な知識を持つコーディネーターへの社会的需要は確実に高まりを見せています。

求められる広範な知識と調整力

要介護者が安心して暮らせるような住環境作りの提案には、医療・福祉・建築の全般に関する体系的で広範な知識を習得していることが必須です。
総合的な知識を持つ福祉住環境コーディネーターは、各分野のスペシャリストと連携・調整を図りながら要介護者に最適な住宅リフォームプランをアドバイスします。

バリアフリー改修は、段差を無くしてスムーズに居宅内を移動可能なように改修することだけではありません。
要介護者は1人ひとりカラダの状態は異なりますので求められるニーズも様々です。

要介護者と家族は専門的な知識を持ちませんので、本人たちが気付かなかった潜在的なニーズを把握するには医療・福祉・建築に関する知識が求められ、実際の介護の現場では、限られた条件の下でベストミックスを探ります。

そのため、要介護者の状態に最適な住環境のアドバイスや施工には、様々な分野のスペシャリストと連携し調整するには総合的な知識が必須なのです。
例えば、階段に手すりを付けるにしても、麻痺などがあれば、左右どちらに設置するかは重要事項です。
また設置の位置も人それぞれ微妙に異なるのです。

福祉住環境コーディネーター試験

1級から3級まで3段階に区分されていますが、ここでは3級の検定試験に注目してみます。

3級の公式教科書レベルの知識と、その基礎知識に基づく応用力が試されます。
出題の形式はマークシート方式で、制限時間は120分、100点を満点として7割以上の正解率で合格です。
合格率は年度によって大きく異なりますが、おおむね4割から6割です。
受験する方は概ね半数が学生ですが、残りの半数は、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員など医療・福祉関連のサービス業、建築業などを中心に多くの業種の方が受験しています。