介護にかかる費用

19, 9月 2016 by SLkai7uK in 家族介護     No Comments

介護をするために用意しておくべき金額

介護を続けていくことができるかどうかを決めることになるのがお金の問題です。

何かとお金についての話題が多く伝えられている現在では、「老後の生活をしていくためには○○万円が必要」といった記事を多く見かけます。

しかし実際に仕事を引退する65歳の時点までに十分に貯蓄ができている人というのは全体で見ればかなり少なく、ほとんどが生活保護や子供などの家族からの援助を受けながらの生活となっています。

介護サービスには国の介護保険制度があるので自己負担1割という低負担で多くのサービスを受けることができますが、介護保険が適用されるサービスだけで十分かといえばそうではありません。

実際に介護を受けている人の大半は、介護保険が適用されるサービスと民間企業の自費で負担するサービスを併用して受けています。

介護保険が適用されるサービスやそれを行う事業所はあらかじめ決められているので、それ以外のことをしてもらいたいという時には自分でサービスを探さなければいけません。

適用外となるサービスとしては、病院への送迎や買い物への付き添いといった日常生活での介助があります。

そうした介護保険が使えるものと使えないものとを合わせて介護だけにかかる費用の平均を算出してみると、だいたい300万円くらいが必要となるようです。

1ヶ月あたりの平均介護費用は約5万7千円

この300万円という目安にはきちんと理由があります。

厚生労働省の調査では1ヶ月あたりにかかる介護費用および医療費の平均を算出すると5万7162円になるということです。

また生命保険文化センターの調査では介護が必要となる期間の平均は4年9ヶ月とのことですので、それを前述の数字で掛けると総額は326万円となります。

もちろん介護を必要とした状態で10年以上過ごすことができる方もいますし、介護といってもごく軽い程度のサービスで十分という人もいますので一概に決めることはできません。

ですがあくまでも平均値ということでいけばやはり300~400万円くらいのお金は生活費とは別に用意しておく必要があると言えます。

将来のために介護費用も考えておきましょう

現在介護を行っている人や、今後おそらく介護が必要となるだろう家族が居る人の中には自分自身の老後の生活を考えて貯蓄をされている人もいることでしょう。

そこでぜひしっかり考えておいてもらいたいのが、自分の介護費用をどう作っていくかということです。

高齢者世帯には社会保障制度がありますので公的年金などを使って生活基盤を作っていくこともできますが、将来どのように制度が変更になるかは誰にもわかりません。

もし老後のための資金を若いうちから貯蓄しておくなら、その計算にはきちんと介護のための費用も含めておくようにしましょう。

民間の保険会社が提供する介護保険もありますので、貯蓄金額だけではちょっと不安という人はそちらも利用してみるとよいかもしれません。

また将来介護が必要になるかもしれない両親がいる場合、将来どういった介護を受けたいかということを元気なうちに話し合っておくことも大切です。