オレンジプランとは?

28, 5月 2016 by SLkai7uK in 家族介護     No Comments

認知症の方が住みやすい社会を目指す

高齢者がどんどん増えていくのに比例して、認知症を患う患者数も着々と増加しています。
現在のところ、高齢者4人のうち1人が認知症患者または認知症の予備軍になるとされていますが、この先は5人のうち1人になると予測されており、更に認知症患者の割合が増えると考えられています。
日本の社会ではまだまだ認知症患者を受け入れる体制が整っているとは言えません。
認知症患者を介護する人材が不足していることから、家族が付きっきりで介護を続けているケースも多く、最悪の場合には起こってはならない悲劇を引き起こす事例も多いのです。
このような事態を重くみた政府が2013年度からスタートさせたのが、認知症5カ年計画・通称オレンジプランです。
オレンジプランは大きく分けると7つの項目で目標が定められていました。
そして、2015年1月からは新たな戦略として新オレンジプランが実施されています。

参考:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000072246.html

新オレンジプランとは

新たに実施されることになった新オレンジプランは正式には認知症施策推進総合戦略と言います。
認知症を患った高齢者やその家族が安心して暮らせる地域社会になるよう、政府をはじめとした国民が一丸となって取り組むことを目標にしています。
基本的な考え方としては、認知症患者が住み慣れた地域で人権を尊重しながら自分らしさを維持して生活できる社会が根底の考え方にあります。
今のところ、全ての国民が認知症という病気に対してきちんと理解をしているわけではありません。
実際に自分の家族が認知症を患って、ようやく認知症という病気について理解しようとする方が圧倒的に多いです。
そのため自分が住んでいる地域に認知症患者がいても、あまり関心を持たずに介護をしている家族の苦労を理解できない方がたくさんいます。
そこで、積極的に認知症という病気に対して理解を深めるための啓発活動などを推進するようにしています。

他にも容態に応じて適切な治療や介護を受けることができるような環境を整備することも目標にしています。
かかりつけ医として長年お世話になっている医師でも、認知症患者に対応できるスキルを持っていない場合があります。
普段の病気と一緒に認知症の進行状態も適切に診断してもらえるように、医師の研修も行ってスキルアップを目指してもらっています。

更に若年性認知症施策を強化したり、認知症患者を介護している方への支援や地域づくりの推進など合わせて7つの柱が新オレンジプランの目標として掲げられています。
この内容については厚生労働省が内閣府や警察庁など関係府庁省と共同して決定された内容です。
それぞれの関係府庁省が協力し合いながら、国民全てに関わる大きな問題として積極的に取り組んでいく姿勢を示しています。