認知症介護をする家族が乗り越えなくてはいけない心理的な壁

21, 1月 2017 by SLkai7uK in 家族介護     No Comments

想像以上に負担が大きい認知症

認知症については既に大きな事件が何件か起こっていることもあり、現在介護に直接関係ない世代の人でもその深刻さはよくわかっていることでしょう。

認知症とは高齢によって脳内の機能が衰えてしまい、時間や空間などの認知機能が損なわれてしまうことをさすものです。

なお「認知症」という病気はなく、医療の現場においては「アルツハイマー型認知症」や「レビー小体型認知症」といったように原因によって病名が区別されています。

ですので同じ認知症であってもその進行スピードや症状に微妙に違いがあり、なりやすい人のタイプも異なってきます。

しかしいずれにしても重度に進行した場合の認知症の対応の難しさは原因にかかわらず一様なものですので、家族にその疑いがある場合には早めに診療を受けるとともに心の準備をしておくようにしましょう。

認知症の初期症状と進行について

認知症の初期症状は多くの人に知られているように「物忘れ」がひどくなるということです。

ただこの場合の「物忘れ」というのは単にぱっと目の前にした人やモノの名前を思い出すことができないといったことではありません。

認知症ではない若い人であっても、何かをするつもりで移動はしてみたけれどもそこで何をするつもりだったかをど忘れてしてしまうなんていうことはよくあります。

決定的に物忘れと認知症が異なるのが完全にすっぽりと認知の感覚がなくなってしまうということです。

体は健康なはずなのにそれまで当たり前にできていた料理や片付けができなくなり極端に下手になったりしたような場合にはまさに認知症の症状が進んでいると考えられます。

身内が突然にそうした認知症になってしまうと、家族は最初は戸惑い「うちの親に限ってそんなことはない」といった否定の気持を持つようになります。

ですがそうした否定の気持を持ったまま認知症が進行していくと、次々起こる症状に対し怒りや拒絶を覚えるようになってしまいます。

同じ例で言えば料理や片付けができなくなったことを責めたり相手の怠惰のせいにしてしまうといったことです。

認知症の患者さんとうまくつきあっていくためには、その症状をきちんと受け止めその上でどう制御していくかという現実的な対応方法を身につけることが重要になります。

そのためにできるだけ認知症について詳しく勉強し、病気について正しい理解を持って接するようにしてください。