介護ストレスの対処法

26, 6月 2016 by SLkai7uK in 家族介護     No Comments

介護において「絶対」は禁物

少子高齢化によって起こる問題の中でもとりわけ深刻度が高いのが介護でしょう。

日本においては「介護は家族がするもの」といった感覚がまだまだ強く、さらに介護のための社会保障が十分に充実できていないという現状のためどうしても介護に伴う負担の全てが直接介護を行う人に集中してしまいがちです。

介護をする人の負担は金銭的なものから精神的なもの、さらに肉体的なところまで全てが含まれてくるので、介護をするまでは平穏無事に暮らしてきた家族が介護が必要になった途端突然に険悪になってしまったという例も珍しくありません。

介護によってうつ病を患うことになったり、思いつめて自殺を無理心中をはかってしまったという事件も決して少ない件数ではなく起こっているので現在介護をしている人はもとより今後必要になることが予想される人も同様に考えていく必要があります。

現在ではそうした問題に対応するべく介護セミナーを開いたり地域ぐるみで協力体制を作ったりといった活動も広くされていますので、まずは地域の支援状況についてよく調べてみてください。

介護をする上でもっともよくないのが「絶対にこうしなければいけない」といった思い込みを持って行うことです。

真面目な人ほど思い込みが強い傾向があり、自分や周囲が理想としているような介護ができていないと自分自身や要介護者を強く責めることにもなってしまいます。

介護の形に絶対的な正解はなく、また自分の命や人生を全て犠牲にしてまで献身的に行うべきことでもありません。

まずは気を楽にして、関係者全員が一番長期的に協力をしやすい状況はどんなものかを考えていきましょう。

周囲の意見に惑わされず自分の健康を第一に考えて

介護によって起こるストレスには色々とあり、その問題の根は複雑で単純な解決方法はありません。

外部からは介護のストレスは介護をするということの手間そのものに対して起こるように思えますが、実際には食事や排泄、入浴のためのケアというのは介護に必要となる作業全体で見ればそれほど大きなストレスではありません。

精神的に大きなダメージとなるのはむしろそれをすることで追いつめられていく気持の方です。

介護のために外出ができずに自分の時間をとることができなかったり認知症になった要介護者から暴言を吐きかけられたりということのほか、近所や親類からのプレッシャーもかなり大きな心理的圧迫になります。

介護によって起こるストレスは時に脅迫的な精神状態にすら発展する非常に危ういものですので、介護をしていてどうも普段と体の様子が違うなと思ったらまずは自分の健康を第一に考えるようにしましょう。

精神的ストレスが蓄積されてきたことによる最初の自覚症状としては、ひどい頭痛や肩こりがするようになったり、福通や便秘・下痢を繰り返すようになるといったことがあります。

更に進行すると夜眠れなくなったり、朝起きられなくなる、無気力になって何事にもやる気が出なくなるといったこともあるので自分の体の変調には常に気配るようにしていってください。

介護が必要な人がいるのに自分の健康のために通院や運動をするなんて、と責める人がいるかもしれませんがそうした文句をいう人は決まって自分では介護をしていない無責任な立場の人です。

周囲の人の意見に惑わされず自分なりの介護をしていくようにしましょう。

うまく手を抜く方法を身につける

介護をするときには全てを一人でやろうとしないことが大事です。

とはいえ老々介護のように自分しか介護をしてあげられる人がいないという状況もあるので簡単に「他の人に手伝ってもらえば?」と言うわけにはいきません。

そこでおすすめしたいのが介護をしながらうまく自分の生活圏や趣味の世界に要介護者を巻き込んでしまうという方法です。

いわゆる「上手な手抜き」ということになりますが、例えば自分が行きたいお店やスポーツに要介護者を連れて行ったり、同じ趣味を持ってもらえるように一緒にできることを探すといった方法です。

もちろん適時介護サービスを使って自分の時間を持つようにするというのも有効です。

自分を追い込むことだけはしないよう、できるだけ他の人との関わりを維持するようにしていってください。